無利息期間があるキャッシングとは
大手消費者金融や一部の銀行カードローンでは、初めてカードローンサービスを利用する人向けに期間限定で無利息でキャッシングができるサービスを実施しています。無利息期間中は利息が付かないので、返済金額が増えることがありません。無利息期間中に全額を返済してしまえば、利息を支払う必要がないというメリットがあります。細かい条件については会社ごとに違いがありますが、初めてカードローンの契約をするかキャッシングを利用した翌日から30日間に限り無利息サービスが適用されるケースがほとんどです。
ただし新生銀行では、借入金額が初回に5万円以下である場合に限り180日間も無利息サービスが適用されます。ノーローンでは無利息サービスが適用される期間が借入日の翌日から7日間のみです。そのかわりにローンの完済後に再びキャッシングを利用する場合でも翌日から7日間に限り無利息が適用され、何度でも無利息サービスを利用することができます。
無利息期間の活用
無利息サービスを上手に活用すれば、銀行ATMの利用手数料を節約する事ができます。無利息サービスが適用される期間中は、元金のみを返済すれば完済することができます。土日や休日に銀行の普通預金口座からATMを利用して引き出をすると時間外手数料がかかってしまいます。お金が必要になった際に消費者金融のATMからキャッシングを利用すれば、カードローンの無利息期間中でも夜間や休日などの銀行ATMで時間外手数料が必要な時でもATM手数料を支払う必要がありません。
翌営業日の日中に普通預金を引き出ししてカードローンを完済すれば元金のみで利息がかからないので、実質的に銀行ATMの時間外手数料を無料にすることができます。ほとんどの消費者金融は無利息期間は初回限定ですがノーローンでは2回目以降のキャッシングでも7日間の無利息サービスが適用されるため、この方法を利用して銀行ATMの手数料を無料にする裏技を何度でも利用し続けることができます。
無利息期間があるキャッシングのメリット
大手消費者金融や一部の銀行で実施している無利息サービスの最大のメリットは、返済する総額を減らすことができることです。ほとんどの消費者金融のカードローンの金利は、限度額が100万円未満であれば年率18%に設定されています。年率18%のカードローンで10万円を借りる場合の利息ですが、7日間であれば345円、30日間であれば1,479円となります。新生銀行では5万円に限り180日間の無利息サービスを実施していますが、5万円を180日間借りる場合の利息は2,565円になります。
消費者金融の利息は日割り計算をするため、無利息サービスが適用される期間が30日間だけでも返済する金額に大きな違いがあります。カードローンに申し込みをするのは、予期せずにすぐにお金が必要になった場合が多いです。急にお金が必要になってしまった際に無利息でカードローンを利用することができれば、非常に助かります。初めてカードローンを利用する場合でも、無利息サービスを利用すれば利息のことを気にせずに気軽にキャッシングサービスを利用することができるため、心理的な負担が軽くなるというメリットもあります。
無利息サービスと返済計画
無利息サービスの適用期間中は元金のみを返済すれば良いのですが、この場合でもきちんと返済計画を立てておく必要があります。無利息サービス期間中は利息がかからないため、キャッシングを利用する金額が多い方がお得です。それで無利息期間が終了した後は利息が加算されますし、無利息サービスの期間中であっても初回の返済日が存在するので、きちんと返済をしなければなりません。そのため無利息が適用される場合でも、計画的にキャッシングサービスを利用することが非常に大切です。
会社ごとに無利息サービスが適用される期間がスタートする日について、契約日の翌日または初回にキャッシングをした翌日である場合に別れています。契約日の翌日からサービスが適用される場合には、カードローンの契約後にキャッシングサービスを利用しなくても無利息期間のカウントが始まってしまいます。このような場合はすぐにキャッシングを利用しないと30日分の無利息サービスをフルに活用することができません。
まとめ
大手消費者金融や一部の銀行カードローンで実施している初回限定の無利息サービスを上手に活用すれば、支払う利息を節約する事ができるというメリットがあります。一部の会社では2回目以降も無利息サービスが利用できるケースもあります。無利息サービスを上手に利用すれば利息を節約する事ができるだけでなく、初めてキャッシングを利用する場合であっても心理的な負担を軽くする事ができます。
無利息キャッシングのサービスが適用される条件は会社ごとに違いがあり、適用される期間がスタートする日と適用される期間や回数についてもきちんと確認をしておくようにしましょう。注意すべき点として、無利息サービスの期間が終了すれば1日ごとに利息が加算されてしまいますし、無利息期間中も返済日には支払いをしなければなりません。そのため無利息サービスが利用できる場合でもあっても、きちんとした返済計画を立ててキャッシングを利用することが大切です。