ATMでの返済の特徴
借入金の返済方法には口座引き落としや指定口座への振込、ATMを利用したものなどがあります。その中でもATMでの返済は、最もシンプルに返済ができるという特徴を持ちます。発行されるカード、場合によってはスマートフォンのアプリがあれば、専用ATMや提携先のコンビニATMなどで返済することが可能です。お金を返したという実感が湧きやすく、借入の意識も薄れることがありません。借入や返済への意識は返済計画にも反映されて、不必要な借入などを防げます。
専用のATMだと夜遅くまで対応していたり、手数料も無料になっていたりすることが多いのも特徴のひとつです。提携先のコンビニATMなどを利用すれば土日や祝日も関係なく、24時間いつでも返済が可能になります。口座引き落としなどとは違って、手続きをしたその時に返済が完了する明瞭性があるのです。ただし、コンビニATMでは手数料がかかる場合がほとんどです。便利ですが何度も利用すると手数料がかさんでしまうことには注意が必要です。
返済をATMで行うメリット
キャッシングやカードローンの返済をATMで行う場合の最大のメリットは、シンプルに返済を行うことができる点だと言えるでしょう。ひとことにATMと言っても専用ATMだけでなく、提携先や銀行そしてコンビニなど各金融機関で様々なものが用意されています。ついでによったコンビニで返済をできる手軽さと、確実に返したという実感はATMでの返済ならではのものです。全国に多くの台数が用意されていますが、アプリが提供されている消費者金融などでは近くのATMを教えてくれる機能が備わっているなど利便性も向上しています。
また、直接利用明細が発行されるため預金通帳に記録が残らなかったり、金融機関によっては追加返済が可能だったりするメリットも挙げられます。特に追加返済は臨時の収入が入った時に返済することで支払い利息を削減することが可能です。利用する場合には、定められた返済日のルールなどに注意する必要はありますが、上手く活用すれば不要な利息を払わなくて済みます。
返済をATMで行うデメリット
専用ATMを利用すれば手数料がかからないことがほとんどですが、コンビニや提携先のATMで返済を行った場合には手数料が発生してしまいます。できるだけ無駄な費用をかけないように、手数料がかかる場合は必要な時にだけ利用するのが得策です。また、最も懸念されるデメリットは、返済を忘れる事態が発生してしまうことです。指定された日に一定額が引き落とされる口座振替であれば、予め入金さえしておけば心配はありません。しかし、自発的に行うATMでの返済では、しっかりと返済日を把握しておく必要があるのです。
万が一、延滞が発生してしまえば信用情報に記録される可能性があります。返済日をうっかり忘れてしまうという人には、別の返済方法を検討する必要があるでしょう。追加返済についても返済タイミングが早すぎると前月の追加返済として処理されてしまい、約定返済日に延滞扱いになる可能性もあります。ただ、逆に言えば返済計画をきちんと意識する必要性が出てきますので借入を意識して気を引き締められる返済方法とも言えます。
ATMでの返済方法
各金融機関の専用ATMでは利用時間帯がそれぞれ異なっていますが、夜遅くまで使用できることも多く、手数料も無料なため重宝できます。自動契約機に設置されているものでも、提携先のコンビニのものでも基本的な操作方法は同じです。タッチパネルで返済を選択して、発行されたカードを使用して返済を行うだけです。ただし、返済単位が1,000円ごとに指定されていることがある点には注意が必要です。利息の関係上、端数が発生することも多く、一部のATMでは硬化の取り扱いが行われていないこともあるからです。
払いすぎた金額は、各手続きで返金してもらうことは可能ですが、手間が増えてしまうため事前に確認しておいた方が良いでしょう。また、1,000円未満の借入は利息をつけず、催促もしないと利用規約に定められていることがあります。そのため、返済は1ヶ月先でも2ヶ月先でも問題はありません。しかし、あくまで支払いを猶予されているだけで、契約が解除されたわけではありませんので、1円単位であっても早めに完済をしておきましょう。
まとめ
ATMでの返済には、お金のやり取りを物理的に行うため実感が欲しい人や、無駄な借入をしてしまいがちな人には最適な方法だと言えます。特に仕事場や自宅の近くに専用ATMがある人なら、手数料も抑えることができるため恩恵も大きなものとなるでしょう。ただし、返済意識をしっかりと持って、返済日をメモしたり、アプリのプッシュ通知を利用したりして忘れない工夫が必要です。
また、ATM返済では追加返済にも柔軟に対応しているケースも多く、なるべく早く元金を減らして利息を軽減したい人に取っても重宝できる方法です。この場合には、より各金融機関が定める返済日やルールを把握して、その都度ごとに返済計画を見直すと言った心がけが大切になります。以前はATMでの返済にはカードが必須でしたが、スマートフォンのアプリを使用してカードレスで行えるサービスを提供している消費者金融も存在しています。提携先のATMも拡大していますので、返済方法のひとつとして押さえておきましょう。