ENEOSカードの特徴や評判
ガソリンスタンドチェーン店のENEOSのクレジットカードで、キャッシュバックタイプ、ポイントタイプ、スタンダードタイプの3種類の中から自身にあったカードを選べるのが特徴です。ENEOSのサービスステーションを利用する方には、お得にガソリンや軽油が購入できるほか、カーメンテナンス割引やレンタカー優待も提供されています。追加カードにはコンビニやスーパーのレジにかざすだけで決済が完了するQUICPay、専用レーンを通過するだけで有料高速道路の支払いができるETCカードがあり、利用シーンが広がります。
Apple Payにも対応しており、iPhoneが1台あれば現金や財布を持ち歩く必要もありません。そんなENEOSカードは自動車を運転され、同社のサービスステーションで給油を頻繁に行うヘビーユーザーの方からガソリンがお得に給油できた、ある日突然故障などのトラブルに見舞われてもロードサービスが駆け付けてくれて助かったなど高い評価を得ています。
ENEOSカードのメリット
3つのいずれのタイプもENEOSのサービスステーションでガソリンや軽油を購入することで還元を受けられるのがメリットですが、好みに合わせて好きなタイプを選べるのも人気の秘密です。キャッシュバックタイプは毎月の利用額で割引率が上昇し、1万円未満の場合はリッターあたり1円割引ですが、最大では7万円以上でリッターあたり7円が割引、灯油は条件なくリッターあたり1円割引となります。この割引額は毎月の請求額から差し引かれる形で、キャッシュバックが行われます。
ポイントタイプはENEOSでの支払いで1000円につき30ポイント、その他の買い物で6ポイントが付与され、貯まったポイントは1000ポイントを1000円でENEOSでの支払いでキャッシュバックを受けたり、専用サイトで素敵な景品と交換することも可能です。スタンダードタイプはガソリンと軽油がリッターあたり常時2円割引、灯油がリッターあたり1円割引となります。いずれのカードも電話1本で駆け付けてくれるENEOSロードサービス、キズや凹みなどの修理が5%割引となるメンテナンス料金割引など自動車ユーザーに嬉しい特典が満載です。
ENEOSカードのデメリット
最も気になるデメリットが、3種類のタイプの中からどれが一番お得なのか判断するのが難しいところです。毎月何回ENOESのサービスステーションを利用し、ガソリンや軽油の給油を行うのか決まっている方なら簡単ですが、利用頻度のばらつきのある方は計算するのは困難です。また、追加カードのQUICPayやETCカードは個別の物理カードとなるため、一体型のカードと比較して持ち歩いたり管理をする手間もかかります。年会費は初年度は無料ですが2年目以降は1375円となりますが、ガソリンや灯油は価格の乱高下が激しい商品であることから年単位で損益分岐点を判断するのも難しいという要素もあります。
割引や付帯サービスの大半がENEOSのサービスステーションの利用時に受けられるものであることから、自動車を運転しない方、あるいは同ステーションを利用しない方にとってはスタンダードタイプの通常の買い物でも1000ポイントにつき6ポイントしか恩恵を受けられませんが、それだけでは還元率が低く所持するメリットは見出せません。
ENEOSカードの作り方-申込みから発行までの流れ
ENEOSカードはENEOSサービスステーションや、インターネットからの申し込みを受け付けています。サービスステーションでは専用の用紙が用意されているので必要事項を記入して提出しますが、質問がある場合はスタッフに尋ねればすぐに返答してもらえます。インターネットからはENEOSの公式ウェブサイトにアクセスし、「個人のお客様」をクリックすると表示されるページにクレジットカードのバナーがあるのでそれを選択します。
つづいて「お申し込みはこちら」「今すぐWEBで入会する」と選択していくとサービスステーション登録の画面が表示されるので、地図や文字列で検索して最寄りの店舗を登録しますが、ここでスキップすることも可能です。つづいて3種類の中から希望のカードやブランドを選択し、画面の指示に従って必要事項を入力すると審査が行われます。早ければ数時間以内、最長で数日以内に審査結果がメールで通知され、合格した場合はカードが本人限定受取郵便または簡易書留で送付されます。
まとめ
ENEOSカードはそれぞれ異なる特典が付帯した3種類の中から選択することができ、同社のサービスステーションでガソリンや軽油の給油を頻繁に利用する方にとっては大変お得なカードであることが分かりました。その一方で、年会費と利用頻度を勘案してどれがいちばんお得なのか、損益分岐点を詳細に計算することも重要です。それ以上に、いつでも迅速に駆け付けてくれるロードサービスやカーメンテナンスの5%割引など、現時点では必要性を感じなくても、万が一の時には助かるサービスも豊富に提供されており、ここで得られる安心安全は金銭以上の価値があることも考慮したいところです。
このカードは全く自動車を運転されない方や他社のサービスステーションを利用するケースが多い方には、ほとんどメリットが見出せません。
一方、ENEOSのサービスステーションを頻繁に利用する方、かつ毎月得られるキャッシュバックやポイントが損益分岐点を超えるのが確実な方にとっては、多大なメリットがあるおすすめのクレジットカードです。