審査の甘いクレジットカード
クレジットカードには、国際ブランドとは別に発行する会社があります。
この発行する会社の業種によって加入審査の基準が異なるもので、一般的に審査が甘いとされるのは流通系カードと呼ばれるものです。
これはポイントカードとしても併用させるもので、お店が顧客の囲い込みを目的に行っているために審査は甘めです。
一方で普通とされるのは信販系カードや交通系カードです。
これらは流通系カードよりも利用頻度が大きくないことや、必要に迫られて加入する人も多いため、審査基準は普通とされます。
もっとも審査が厳しいのは銀行系カードです。本来、クレジットカードといえば銀行や信販会社が発行するものでしたが、その中でも銀行は一定のステータスがあるもので、審査基準はもっとも厳しく設定されています。
特に審査通過率を見れば銀行系が5割り以下であるのに対して流通系では8割り程度、そのほか信販系や交通系が7割り程度であり、大きな違いがあります。
ブラックリストでもクレジットカードは作れる?
ブラックリストでもクレジットカードが作れるのかといえば、ケースバイケースですがなにもない人と比べると厳しいといえます。
ブラックリストは、個人信用情報機関に事故情報が登録されることを意味しており、審査の時には必ず、この個人信用情報機関から情報の照会が行われます。
これらの情報は永久に登録されているものではなく、一定の年数が経過すると削除されます。
過去に債務整理をしていた場合には手続きが完了してから、5年から10年はクレジットカードを含めて信用力を必要とするサービスを受けることが極めて難しくなるものです。
一方で数日程度遅れた場合であったり、過去に滞納などの問題があっても、完済をしており現在は十分な収入があれば審査に通る可能性はあります。
ただ個人信用情報機関は加盟している会社が共有する情報であり、それとは別にそれぞれの会社が信用情報を保管していることもあり、そのような場合には過去に大きなトラブルを起こしてブラックリスト入りしている場合には、現時点で十分な収入があっても審査に通らないこともあります。
まとめ
クレジットカードといっても、さまざまな種類があり、発行しているカード会社によっては審査の基準も変わってくるものです。
しかし、審査に通ってしまえばほとんどのクレジットカードは同じようなものであり、その違いはポイント還元率や保険の付帯などでしかありません。
もちろん、この中には利用者にとって大きなメリットとなるものがありますが、そのメリットを考慮してカード会社を選ぶことも上手に使っていく上では欠かせない要素です。