キャッシングやカードローンの年齢制限の特徴
キャッシングやカードローンなどの多目的融資は、利用できる年齢幅が広いのが特徴です。ただし年齢無制限ではなく、20歳以上~60代に設定されたものが主流となります。10代で借入できるローンはほぼありませんが、これは未成年であり保護者の同意が必要になるためです。自己の責任で借入できるのは成人になる20歳からであり、学生ローンの場合も原則として未成年は借りられません。一部の学生ローンに関しては、18歳から対応してくれるローンがあります。
利用できる上限年齢は65歳前後が多くなっていますが、55歳や70歳などに設定されたローンも一部に見られます。一般的には定年退職の年齢を上限のイメージとしているため、65歳前後の設定が多いです。審査は中年世代くらいまでは通過しやすいですが、高齢に近づくにつれて厳しくなってきます。借入したお金を返済する必要があり、返済期間も考慮して融資をするためです。65歳超の方にも融資してくれるローンは、年金受給者に対応したものも見られます。
未成年はキャッシングやカードローンを利用可能か
学生ローンなら未成年OKと思うかもしれませんが、学生イコール未成年という意味ではありません。原則として20歳以上の学生を対象としているので、19歳の大学生は借りることができません。現在は18歳を成人とする法案が検討されていますが、これが可決されれば未成年でもキャッシングやカードローンを利用できるようになる可能性はあります。現時点では20歳以上からとなっているため、未成年の方は成人になるまで待ちましょう。
18歳でローンを利用できると考える方が多いのにはクレジットカードの影響があります。クレジットカードは18歳から契約できるものが多いので、ローンも大丈夫と考えてしまうのでしょう。しかしローンのほうがより高い信用度が必要になるので、ハードルは高くなっています。年齢をごまかして借りることはできず、これは身分証明が必要になるためです。事実を偽って契約をしようとすると、審査に通過できない可能性がありますし、もし通過しても発覚しだい退会処分となります。
高齢者はキャッシングやカードローンを利用可能か
ローンを利用できる年齢上限は60代と考えておくとよいでしょう。各種ローンにより年齢制限は異なりますが、遅くとも50代のうちに借りておくのがおすすめです。翌月の給料日に一括完済するなどの単発的な利用なら問題ありませんが、長期継続的に利用する方は注意してください。高額の借入をすれば返済に長期間を要するので、高齢者は高額融資を受けにくいです。60代でも審査に通過することは可能ですが、10万円~30万円などの少額になることが多いです。
高齢者がローンを利用するときは、確実に返済できる範囲で借りてください。最初に返済シミュレーションをしておいて、いつまでに完済するのか、そして借入日数による利息はいくらなのかを明確にします。返済期間を延ばせば毎月の返済額を減らせますが、利息が増えるので注意が必要です。利息を抑えるには短期返済をする必要があるため、借入はなるべく少なくしたほうがいいわけです。ローンを利用する高齢者は、返済能力を把握することから始めましょう。
年金受給者はキャッシングやカードローンを利用可能か
キャッシングやカードローンを利用できるのは原則として給与所得者となりますが、一部のローンは年金受給者に対応しており、年金を安定収入とみなしてくれます。年金は生存しているうちは確実にもらえるので、考え方によっては給料以上に安定した収入と言えるでしょう。ただし給与所得者と比較して借入できる金額は少なくなるので、年金の1割くらいを上限に考えておくのがいいです。あとは借入したお金は一括返済することを常に意識しておけば、無理な借入はしなくて済むはずです。
年金受給者に対応したローンかどうかは、ローンの商品概要を見ればわかります。年金受給者も借入可能と記載されているのが理想ですが、何も記載されていなくても貸してくれる金融機関もあります。希望額は大きくすると審査に通過しにくくなるので、10万円くらいがおすすめです。10万円という金額は金融機関にとって、融資におけるリスクを感じにくい金額のため、審査に通過できることが多いわけです。
まとめ
キャッシングやカードローン契約をする前に、年齢制限を確認しておきましょう。ローンには必ず年齢制限が設定されており、制限のないローンは存在しないです。20歳~60代に設定されるのが普通で、それ以外の年齢層の方は借りるのが難しくなります。未成年が借入できない理由は自己責任を果たせない年齢のためで、18歳に対応しているローンの場合でも保護者の同意が必要になります。つまり保証人を設定しなければ借りることができないわけです。
高齢者がローンの契約をする場合は、年齢制限に引っかからないか確かめておく必要があります。高齢に近づくほど審査が厳しくなりますが、これは返済期間を長く設定できないためです。年金受給者が融資を受けるときは、年金を安定収入とみなしてくれるかローン概要で確かめておく必要があります。借入が可能なローンなら、年金収入の1割程度を借入上限と考えておくのがいいです。決して無理をすることなく、返済にポイントを置いた借入をしてください。