銀行カードローンの申込みの特徴
銀行カードローンには文字通り銀行のカードローンだけを含めることもあれば、信用金庫カードローンも含めることがあります。一般的には信用金庫カードローンのことも含めてこう表現することが多いです。キャッシングという言葉が使われることもありますが、現在はそれほど厳密に区別がされていません。キャッシングは50万円以下の小口融資を受けて短期間で返済をしてしまうタイプの融資です。消費者金融ではキャッシングという言葉が使われることのほうが多いようです。しかしカードローンとそれほど厳密に区別されているわけではないのでほぼ同じものと考えておいて差し支えはないでしょう。
銀行カードローンにはインターネットから申込みができるタイプのものと、銀行窓口まで行かなければならないタイプのものがあります。特に地方銀行や信用金庫は地域に密着した金融機関なので窓口で申し込みをすることが多いでしょう。最近ではネット申込みに対応しており、全国対応のカードローンを発行している地方銀行も増えてきています。
銀行カードローンの申込み方法
銀行カードローンの申込み方法は金融機関によって異なっています。都市銀行やネット銀行ではインターネットから申込みができます。ネット銀行の場合には逆にインターネットにしか対応していないという点に注意しておきましょう。その銀行で普通預金口座を持っている必要がある場合と、その必要はない場合があります。地方銀行や信用金庫では店舗窓口まで行かなければならないタイプの商品が多いです。
あるいは、申込みだけならネットでできるが正式な契約は店舗窓口でする必要があるという商品もあります。仮審査を受けるだけならネットだけですませられる金融機関がほとんどです。本審査を受けるためには店舗窓口へ行く必要があったり、正式な契約では窓口で対面で行わなければならなかったり、金融機関によって方法はさまざまです。いずれにしても、まずは公式のホームページを見て条件をしっかりと確認しましょう。わからないことがあったらサポート対応に問い合わせてみるとよいです。
銀行カードローンの申込みから借入までの流れ
銀行カードローンに申込みをする方法はさまざまですが、多ければ2回窓口まで行かなければなりません。1つの例をあげてみましょう。まずはネットから仮審査へ申込みをします。仮審査に通過したので窓口まで行って本審査に申込みをします。本審査にも通過したという連絡がきたので、窓口まで行って正式に契約を結びました。このケースでは2回窓口を訪れています。普通預金口座を持っていなければ同時に口座の作成も行うのがよいでしょう。申込みの時点では普通預金口座を持っている必要はありませんが、多くの銀行カードローンでは正式な契約時までには普通預金口座を作成しておかなくてはいけません。
正式な契約を結んだあとはすぐに融資を受けられます。カードを使ってATMから借入する方法と、指定した銀行口座に振込みをしてもらう方法の2通りがあります。基本的にはカードが自宅に届いてからの利用開始となることが多いでしょう。メガバンクやネット銀行ではネットで手続きがすべて完結するタイプの商品も出されています。
銀行カードローンの申込みに必要な書類
銀行カードローンの申込みに必要な書類は、身分証明書となります。具体的には免許証、健康保険証、パスポートなどです。健康保険証には顔写真がついていないため、住民票などとあわせて2点を提出しなければならないでしょう。近年では本人確認書類の提出は厳しくなっています。学生証には顔写真もついていますが、基本的には利用ができません。日本には1万以上の学校が存在しており、そのすべてを把握することは難しいからです。
マイナンバーカードが本人確認書類として使えるかどうかは金融機関によります。将来的にはマイナンバーカードは免許証と同じように身分証明書として使えるようになることが予定されていますが、まだ対応している金融機関はそれほど多くはないようです。場合によっては収入証明書の提出を求められることもあります。「300万円を超える貸付の場合には収入を証明する書類の提出が必要」といったように金融機関によって条件は異なります。
まとめ
銀行カードローンへの申込みはそれほど難しくはありません。地方銀行や信用金庫は地域に密着した金融機関なので店舗窓口へ行く必要があるケースが多いものの、自宅から近い距離にあればそれほど問題にはならないでしょう。最近ではネットで契約が完結するタイプのカードローンも増えてきており、家族バレを防ぐことができます。審査に時間がかかる傾向があるという点を除けば、消費者金融で借りるよりもメリットが大きいはずです。銀行カードローンは金利が低いということが最大のメリットです。
デメリットをあげるならば審査が厳しい傾向があるというところでしょうか。しかし安定した収入を得ており、過去に延滞や金融事故などがない人ならば審査に通る可能性も高いはずです。消費者金融のほうがCMなどでの知名度が高いために最初から消費者金融を利用してしまう人もいますが、まずは銀行で融資を受けることを検討してみましょう。申込みの手間や時間、用意する書類などは消費者金融とあまり変わりません。