銀行カードローンの審査で重要な信用情報とは
銀行カードローンを利用する時には必ず審査を受けることになりますが、そこで重要となるのが信用情報です。これは一体どのようなものなのかと言うと、過去の借金の利用状況を記録したものでありそれによって銀行は融資を認めるかどうかを判断しています。今まで借金をしたことがないと考える人もいるかも知れませんが、信用情報にはクレジットカードといったものの情報も含まれているので、これも重要な信用情報となります。
信用情報には請求された金額を入金されたかどうか滞納は無かったのか、あるいは請求がなかったのかという情報が含まれています。審査を通過するに置いて現在の経済状況が重視されるのは言うまでもありませんが、過去の実績というのもまたチェックをされる部分になります。また、信用情報というのは業界全体で共有をしているものであるため、ひとつの銀行で審査に落ちた場合他の銀行で審査を受けても信用情報に問題があるのであれば落ちてしまう可能性は高いといえます。
銀行カードローンと信用情報の関係
銀行カードローンはカードローンといえども銀行が融資をするものであるだけに、審査が比較的厳しいものとなっています。そして、そこで影響を及ぼすのが信用情報であり、この二つは大きな関係をもっています。基本的に信用情報に傷があるのであれば、銀行カードローンで融資を受けることは難しいと考える必要があり、過去に踏み倒しや延滞などの事故があるとそれだけで審査に大きな影響がでてきます。
審査は人間が一つ一つ目視でしているわけではなく、機械で処理して一定の条件で可否を決めているものであるため信用情報に問題があった時には、人間に審査をして貰う前に審査に落ちてしまうということになるのです。信用情報は自社だけでなく他社の利用実績も参照とされますから、銀行以外で金融事故が発生したとしても銀行カードローンに影響を及ぼすのでこのふたつの関係はよく理解しておかなければなりません。信用情報は銀行カードローンと関係が深いだけに、軽率に傷つける真似をしないことが大切です。
銀行が加盟する信用情報機関
銀行が加盟する信用情報機関としては、JBAやKSCがあります。この二つは基本的に同じものと考えて問題はなく、JBAがKSCを運営している形になっているのでどちらに加盟をしていても意味合いとしては同じだと言えるでしょう。JBAは全国銀行協会の略称であり、その名前の通り銀行に相当する金融機関だけが登録をされます。情報の取扱についても厳格であり、他の信用情報機関では5年間しか記録されない個人再生や自己破産の記録が10年保管されたり、申込情報も半年のところを5年間残されたりと厳しいものになっています。
その他に消費者金融やクレジットカード会社が主に加盟をしている、JICCやCICといった機関もあり銀行によってはこれらのところに加盟をしていることもあります。確かなことは銀行カードローンではすべての銀行がJBAあるいはKSCに加盟をしているということであり、最初に重視されるのはこの部分ということを覚えておきましょう。
信用情報の開示手続き
信用情報は銀行しか見ることができないのであれば、ブラックボックスの中で審査が行われているのではと思うかも知れませんが、これは本人であれば情報を開示してもらうことができます。そのため、現在自分がどのような状況になっているのかを確認することができるのです。JBAの情報開示は以前までは窓口で行うことができましたが、現在は郵送のみとなっているので手続きも郵送によって行います。
まずは、必要書類を用意するところから始めることになります。本人確認書類に手数料、更に公式サイトから申込書をダウンロードして送付をします。このように手続自体は簡単に行うことができるので、やたらと審査に落ちるから信用情報に問題があるのではと思ったときや、これから銀行カードローンを利用してみようと思っているけれども過去に金融事故を起こした記憶があるのでその時の記録がどのようになっているのか知りたいという時には、開示手続きをしてみると良いでしょう。
まとめ
信用情報は銀行カードローンだけでなく、多くの金融機関で重視される大事な情報のひとつであるだけに仕組みをよく理解しておくことが大切です。過去の利用履歴から申し込む前から融資が受けられないのに審査を受けようとすると時間を無駄にしてしまいますし、余計に情報を傷つけてしまうことがあります。また、何気ない日常生活で知らずのうちに信用情報を汚してしまうということも考えられますから、銀行カードローンを利用するしないにかかわらず知識として知っておくのは無駄になりません。
信用情報機関というのはいくつかあるだけに、違いがよくわからなかったりするかも知れませんが、基本的にはやっている内容や記録されている内容は同じであると理解しておけば良いでしょう。信用情報のことを知ったからと言って情報を書き換えることはできませんが、実際に銀行カードローンを利用しようとしたときの対策を立てることはできますから、覚えておく価値は十分にあります。