銀行カードローンの特徴
カードローンと言えば、お金が足りなくなった時に借りることのできる消費者金融が頭に浮かびますが、最近では銀行が運用するものもあります。それらは銀行カードローンと呼ばれるもので、大手はもちろん地方に至るまで多くの銀行が運用しています。銀行のATMで取引ができるため、多くの場所で利用できるの利点があります。借り入れも返済も銀行の用事に併せて行うことができることから利便性の高いことが利用者拡大につながっています。
消費者金融のカードローンと比べて、手続きが簡単で無担保で使い道が自由という特徴があります。すぐに使いたい時にはとっても便利で助かります。金利も低く抑えられているので同じ額を借り入れるなら絶対に得になります。また、借り入れ限度額も消費者金融では500万円までですが800万や1,000万円までの大口案件に対応しています。比較するとどの点をとっても消費者金融で借り入れるよりも有利な条件になっています。
銀行カードローンの利用に向いている方
銀行カードローンは自己管理がしっかりしている人が利用に向いています。消費者金融よりも利便性が高いため、いろいろとできることが多い反面、しっかりとコントロールしておかないと返済できない恐れもあります。借り入れの時に行われる審査も消費者金融よりもゆるいため、高額であっても簡単に融資を受けることができます。大金が必要な場合は便利ですが、返済が不可能な場合でも借り入れすることができてしまうため自己責任に委ねられます。
大きな借り入れを低金利で行いたい人にも向いています。借り入れ限度額が消費者金融と比べて高く設定されているため、通常のカードローンでは足りないと感じている人には有効です。また、借り入れ限度額の増額も電話やパソコンから簡単に行うことができます。限度額が高くなればその分金利も安くなります。低金利で借り入れをしたければ設定を高めにして、自分の返済できる限度で借り入れればトータルで安く済ませることができます。
銀行カードローンの利用に向いていない方
自由度の高い銀行カードローンは自己管理が甘い人には注意が必要です。消費者金融で借り入れる時には収入の3分の1までと制限があるため、無理な返済計画になることはありません。カードローンは基本的にそのような限度がないため、自由に最大限度額まで借り入れることができます。しっかりと返済計画を立てられる人でないと、生活に支障をきたすことになります。便利であることが、将来のリスクにつながることになる恐れも考えられます。
また、住宅ローンなど大口の融資を組む予定がある人もできるだけ利用しない方が安心です。銀行が運営しているとは言え、借り入れを多く利用している人は、それだけマイナスイメージになります。住宅ローンを組む時に借り入れがあっても、審査に影響することになるでしょう。返済の遅延などがある場合には、余計に審査が通らなくなる恐れもあります。そのため、住宅ローンを組むことを考えるなら借り入れは控えた方がいいでしょう。
銀行カードローンの評判
銀行カードローンを利用している人に破産する人が増えているため、金融庁も監視を強めることにしました。制限が緩いことから簡単にキャッシュカード感覚で借り入れしてしまう人が多く、気がつくと高額な借り入れになっていると言うこともあります。銀行が運用しているからしっかりと管理してくれるだろうと思っているのであれば間違いです。消費者金融のカードローンは、破産させないために多くの規制を設定しています。そのため偽りがない限り返済能力に見合った借り入れしかできません。
ただし、銀行カードローンにはそれがありませんので各銀行によって対応はまちまちです。言い換えれば、借り入れできる金額は自分で決める必要があると言うことです。ATMで簡単に借り入れができてしまうことから、便利に使ってしまいますが、金利がかかる借金であると言う認識をしっかりとしておく必要があります。銀行であれ消費者金融であれ、遵守すべき項目は変わりません。借りたものを利子をつけて返すだけです。
まとめ
銀行がお金を持っていれば持っているほどが大きなデメリットを抱えるなるようになりました。銀行は少しでも融資を行なって、保管しているお金にかかる諸々の費用を低くなるように努力しています。法人だけでなく個人への融資も強化して、少しでも行内にお金がないように工夫しています。それが銀行カードローンが普及した理由です。
無謀な借り入れを行ったことで返済ができないケースが散見されています。だから、いくつかの銀行で独自の規制を設定しているところもあります。いくら自由に貸し出すことができても、返済が見込まれないのでは意味がありません。結果として、自主防衛を行うようになったと言うことです。銀行が行なっている自主規制が完全であるわけではないので借り入れる人は自己管理が重要です。しっかりと内容を理解して、利用することができれば問題ありませんが、気軽な気持ちでいると大きな痛手を受ける恐れもあります。もし利用する場合には、自分でしっかりと返済計画を立てて実施する強い心が必要です。