リフォームローンとは
リフォームローンとはその名の通り住宅のリフォームに利用できるローン商品です。各社のリフォームローンにより違いはありますが、増改築・改修・補修や外構工事、インテリア購入資金、太陽光パネル設置、バリアフリー化などリフォームに関する様々なことに利用できます。銀行・信販会社・信組・信金・ろうきん・JAがリフォームローンの取り扱いをしており、それぞれに特徴があります。
リフォームローンは、住宅ローンと似たイメージがあると思いますが、リフォームローンの方が担保提供が不要であったり、抵当権設定費用などの諸費用が不要であったりと住宅ローンより手続きが簡単です。リフォームローンにおいて新規の借入にプラスして、返済中の住宅ローンを借り換えすることも可能な場合もありますので、住宅ローンの返済中の方でも安心して利用することができます。お申込みはインターネット・郵送・店頭なで行うことができます。電話で相談も可能なので、困ったことがあれば相談してみるとよいでしょう。
リフォームローンで借入をするメリット
リフォームローンのメリットは主に二つあります。一つ目のメリットは、無担保で借入できる点です。住宅ローンの場合は、有担保となり抵当権設定などが必要で手続きが面倒ですが、リフォームローンの場合は抵当権設定など面倒な手続きもないので、住宅ローンなどと比べると手間がかかりません。有担保での借入も可能で、その場合はより低金利でリフォームローンを利用することが可能となります。
二つ目のメリットは、審査が緩い点です。審査が緩いといっても、しっかりと審査は行っています。借入額や返済期間の関係で、住宅ローンなどと比べると審査に通りやすいと言われています。また審査期間に関しても、住宅ローンと比べると短くなっています。審査期間は1週間前後が目安となります。比較的、早めに審査回答があるので、実際のリフォームまでもそれほど時間がかからずに済みます。計画的に申し込みを行えば待ち時間なくリフォームを行うことができます。
リフォームローンで借入をするデメリット
リフォームローンのデメリットとしては、住宅ローンと比べると金利が高い点があります。多くの銀行などの金利設定は3~5%程度となっています。ただしフリーローンやカードローンと比べれば低金利です。返済中の住宅ローンを借り換えして、そこにリフォーム費用をプラスすることも可能な場合もあるので、リフォームローンの利用を検討している場合は、数社を比較し最適な方法を選ぶことをおすすめします。
また返済期間に関しても住宅ローンより期間が短くなっています。多くの銀行などは、最長で10〜15年の設定となっています。借入額と返済期間によって月々の返済額は大きく変わってくるので、この点もよく確認しましょう。
その他には、借入限度額が少ない点がデメリットでしょう。住宅ローンの場合は、500〜5000万程度の設定となっていますが、リフォームローンの場合は、50〜500万円程度となっています。リフォーム費用が高額な場合は、一体型住宅ローンがおすすめです。一体型住宅ローンとは、リフォームローンと住宅ローンが一体になったローンです。
リフォームローンの利用に向いている方
リフォームローンのメリットおよびデメリットをご覧いただいたと思いますが、ではどんな人がリフォームローンの利用に最適なのかを解説していきます。リフォームローンと同様にリフォーム費用に利用可能な住宅ローンと比較してみていきます。
まずリフォームローンの利用を考えている方の中には、住宅ローンを利用中の方も多くいると思います。その場合、住宅ローンは一人一契約と決まっているので、新たに住宅ローンを利用することはできません。ですので、リフォームローンの利用か、一体型住宅ローンへの借り換えが最適です。また、住宅ローンは基本的に団体信用生命保険への加入が条件となっています。この保険は健康上に不安があると加入することができませんので、住宅ローンを組むことができません。健康上の不安がある方は、団体信用生命保険への加入が条件となっていないリフォームローンの利用を検討しましょう。
まとめ
リフォーム費用の借入に最適なリフォームローンは、住宅の様々なリフォームのために利用することができます。リフォームローンと同じくリフォーム費用に利用することが可能な住宅ローンと比較すると、無担保で借入ができることや審査回答の期間が短いことなどのメリットがあります。反面、住宅ローンより金利が高いなどのデメリットもあります。
住宅ローンを利用することが可能であれば、住宅ローンを利用した方がお得な場合が多いですが、
住宅のリフォーム規模やご家庭の経済状況や年齢などによっては、リフォームローンの方が最適な場合もあります。また、取り扱いをしている銀行などにより金利の違いなど条件は様々です。ご自身やご家庭の状況にあわせて複合的に選ぶことが重要となります。