SMBCモビットの借入の特徴
モビットは2017年12月に三井住友フィナンシャルグループとしての位置づけを明確化するために、SMBCモビットに社名が変更されました。会社設立当初から銀行系消費者金融として、他社と比較して低金利のカードローンを提供してきていましたが、貸金業法の改正によって他社の金利が下がった現在では、一般的な消費者金融系カードローンと比較しても借り入れ条件などに違いはそれほどありません。
しかし契約回りでは他社との違いがあります。それがWEB完結による申し込みができる点です。通常契約では電話連絡が必要とされますが、WEB完結で申し込みをすると電話連絡もなく、ネット上の手続きだけで契約が完了し、借り入れもできるようになります。在籍確認もされないため、会社へ連絡されるのを嫌う人にとっては重宝する機能でしょう。郵送物もありませんので、自宅で家族と暮らしている人もカードローンの存在が家族にバレてしまうことはありません。
SMBCモビットの借入方法
SMBCモビットではインターネット、電話、店舗、ATMなどで借り入れをすることができます。WEB完結で申し込みをした場合はカードが発行されないため、ATMを利用することはできなくなります。あとから発行することは可能ですが、急いで借り入れをしたい場合には注意が必要です。振込キャッシングでは銀行営業時間内に手続きをしないと、翌金融機関営業日の振込になってしまいます。土日も利用したい人はローン申し込み機でカードを発行しましょう。
ATMは好きな時に利用することができますが、カードが手元にあること、手数料を払うことが条件です。何度も利用すると手数料の金額も多くなりますので、振込キャッシングを有効活用しましょう。スマートフォンを持っている人は、カードがなくてもスマホキャッシングが利用できます。これは専用アプリからログインをし、ATMに表示されたQRコードを撮影することで、現金が受け取れるサービスです。セブン銀行ATMのみこの機能が利用できます。
SMBCモビットの借入のメリット
SMBCモビットで借り入れをする一番のメリットは、誰にも知られずに借りることができる方法が用意されている点です。中でも在籍確認を必要とする消費者金融は多いため、会社に連絡なしで契約が完了するのは、初めてカードローンを利用する人にとって安心材料の1つです。会社が営業していない日の申し込みでも在籍確認がなければ審査が完了します。また、電話連絡がないことで審査から借入までのスピードが速いのも特徴です。ただしこれはWEB完結を選んだ場合で、通常の申し込みでは在籍確認が行われるので注意しましょう。
ATMでは小銭の扱いがありませんので、細かいキャッシングをすることができませんが、振込キャッシングでは1円単位で金額を指定することができるため、借りすぎが心配な人にも便利です。消費者金融系カードローンとしては最大限度額が800万円と高く、1社でまとまった借り入れをしたい人にも向いています。総量規制の対象企業ですので、800万円の限度額を設定してもらうためには2400万円の年収が必要です。
SMBCモビットの借入のデメリット
他社では土日であっても24時間振込キャッシングできる金融機関が用意されているところもありますが、SMBCモビットの場合は24時間振込キャッシングが利用できません。グループ会社である三井住友銀行の口座を持っていたとしても、すぐに着金する振込は銀行営業時間内に限られています。カードレスで契約できるのは便利な反面、急にお金が必要になってしまったときにすぐに借りることができないため、不便に感じてしまうこともあるでしょう。
返済方法でもインターネットバンキングを利用することができないため、提携ATMや振り込みによる返済が必要です。口座振替であれば手数料はかかりませんが、早めに支払いをして利息を減らしたいときには逆に振込手数料やATM手数料がかかってしまうというデメリットが発生してしまい、利息を最小限に抑えることは難しくなります。金利水準も他社と比較してそれほど低いわけではありませんので、契約後のメリットはそれほど多くありません。
まとめ
SMBCモビットはSMBCコンシューマーファイナンスのプロミスとならび、三井住友フィナンシャルグループの消費者金融です。借入返済方法の豊富さや借り入れ条件などを比較すると、ややプロミスのほうが利便性や条件はよくなります。SMBCモビットが適しているのは、会社や家族にバレることなくこっそり借り入れをしたい人ですが、借りたら必ず返済をしなくてはならないので利便性までしっかりと考えて契約をするようにしましょう。頻繁に借り入れや返済を繰り返さない人にとってはそれほど大きな支障になることはありませんが、豊富な借入方法や返済方法が用意されているのはいざというときにとても重要になります。
モビットは銀行系消費者金融とCMをしているの銀行のように思っている人もいますが、れっきとした消費者金融ですので、貸金業法の規制下にあります。他社に借り入れがあると契約額も少額になってしまうことがあるので、現在どのくらいの借金があるのか把握してから申し込みをしましょう。